最終更新日 2018年6月24日
21日に原油価格が下落したことが要因か
カナダドルは、対米ドルで約1年ぶりの低水準となった。
6月21日時点では、1米ドル=1.3307カナダドルで取引されたが、この価格は、2017年6月に値をつけた1米ドル=1.3336カナダドルが視野に入る水準だ。ロイター通信が報じた。
米ドルに対してカナダドルが下落した背景として、米の原油価格の指標であるWTIが、21日の時点で1バレル=65.01米ドルに下落したことがあげられる。カナダは原油の輸出国であるため、カナダドルは、原油価格に対して連動する傾向にある。
22日には、オーストリアの首都ウイーンでOPECの総会が開催されるが、21日の時点では、原油の生産量を日量100万バレル増産するとの見通しであったことから、原油価格は下落傾向となっていた。
原油増産の見通しがある一方で、日本時間22日午前の時点では、イランが増産に反対の姿勢を示しており、OPECでの増産合意は不透明な状況だ。
カナダ消費者物価指数も、カナダドルの動向を左右か
そのほか、今後のカナダドルの値動きを左右する要因としては、22日にカナダ中銀が発表する「カナダ消費者物価指数」があげられる。
同指数は21日の時点で、前年比1.4%の上昇が見込まれている。
(画像はPixabayより)
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