最終更新日 2018年5月28日
FX取引のプラットフォームでEURPLNの先物
仮想通貨およびブロックチェーン技術のニュースを配信するCOINTELEGRAPHは5月25日、ドイツの大手銀行において、ブロックチェーン技術を利用した先物取引が実行されたことを取り上げた。
問題の取引はEURPLN(ユーロとポーランド通貨の組み合わせ)の先物で50万ユーロ相当、鉄鋼大手が24日に銀行の既存のFX取引プラットフォームで行い、ブロックチェーン技術のテストに成功したという。
ビットコインなど仮想通貨の存在を支えるブロックチェーン技術は、外為取引のリスクを大幅に削減するものとして期待されている。この技術を用いると変更不能な単一の記録が分散台帳によって作成され、取引実行の同時性が不要になり、不正が除去され、費用が大幅に削減される。
可能性を求めて新技術が続々と試される
最近、世界各地の銀行や金融機関が、ブロックチェーン技術の様々な利用方法をテストしている。
4月後半にはスペインの銀行が国際的な銀行としては初めて、この技術を用いて7500万ユーロの融資を行った。今週初めにはタイで5番目に大きい銀行において、三菱系の企業がMUFGとシンガポールの国営銀行を結ぶ取引を実行した。アルゼンチンの銀行も、ブロックチェーン技術を持つ企業との提携を発表している。
ブロックチェーン技術を利用すると、取引の実行に必要な時間が「数日から数時間に」短縮できるという。
(画像はpixabay.comより)
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COINTELEGRAPH 記事原文
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