米10年債が一時3.09%に 2011年以来の高水準

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最終更新日 2018年5月17日

米の各種経済指標は好調 債権を売りドルを買う展開

5月15日、米10年債の利回りが上昇(価格は下落)し、一時的に3.091%をつけた。米のニュース専門放送局CNBCが報じた。米10年債の利回りは、2011年以来の高水準となる。

また、米2年債利回りは2.589%で、2008年以来の高水準となったほか、米30年債利回りは3.22%をつけた。

同日には、米の各種経済指標が発表された。4月の米小売売上高は0.3%上昇したほか、3月の米小売売上高は0.8%に上方修正された。

5月のニューヨーク連銀製造業景況指数は20.1で、市場予測の15を上回った。

米証券会社大手のレイモンド・ジェームズは、FRBが今後も利上げを実施するとの見解を示した。その理由として、米経済は堅調な状態が継続しており、景気の過熱を抑える必要があるためとしている。

ドル・円は、1ドル=110円台に上昇

米国債の利回り上昇に伴い、債券を売ってドルを買う動きが加速した。5月15日、ドル・円は1ドル=110円台に上昇し、グリニッジ標準時(GMT)同日13時の時点では、1ドル=110円20銭台で取引された。

今後は、1ドル=110円台半ばの値をつけるとの見方もある。

(画像はCNBCより)

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