最終更新日 2018年4月21日
輸出低迷などで第1四半期の経済成長率は伸び悩み
カナダの中央銀行であるカナダ銀行(以下、カナダ中銀)は4月18日、政策金利を1.25%に据え置いた。その背景としては、今年の第1四半期におけるカナダの経済成長率が1.3%にとどまったことがあげられる。
当初、カナダ中銀は、第1四半期の経済成長率を2.5%と予測していた。
カナダ経済が低成長にとどまった要因としては、住宅ローンの融資条件が厳しく、住宅市場において伸び悩みがみられたこと、また、輸出が低迷したことがあげられる。
なお、カナダ中銀は、第2四半期の経済成長率を2.5%と予測している。その要因としては、外需が回復し、今後は輸出の増加が見込めること、また、住宅市場における需要が回復する可能性があるためとした。
また、カナダ中銀は、物価と賃金が上昇傾向にあることを踏まえ、今後の利上げの可能性について言及した。次回の利上げは7月とみられる。
ドル・カナダは1米ドル=1.26カナダドル台に
しかしながら、カナダ中銀が、利上げについて慎重な姿勢を示したこともあり、ドル・カナダはカナダドルが売られる展開となった。
ドル・カナダは1米ドル=1.25カナダドル前後で推移していたが、カナダ中銀が政策金利を据え置いたことにより、18日は、一時的に1米ドル=1.2636カナダドルをつけた。
(画像はTHE STARより)
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