米中貿易戦争が懸念されるも、ドルが買われる展開に

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最終更新日 2018年4月9日

「中国とは貿易戦争をしていない」トランプ大統領

中国政府は4月4日、米国産の航空機、自動車、大豆など106品目に対し、25%の関税を課すことを発表した。関税の対象となるのは、米国からの輸入品約500億ドル(約5兆3000億円)。

米国は先日、中国からの輸入品に対して25%の関税を課すことを発表したが、それに対し、中国は報復措置をとった形だ。

米中間の貿易戦争が懸念される中、トランプ米大統領はツイッターで「中国とは貿易戦争をしていない」と発言した。貿易戦争の懸念を緩和するための発言とみられる。

その一方で、同大統領は「中国との貿易赤字は年間5000億ドル、知的財産の被害額は3000億ドル。このまま放置するわけにはいかない」とツイートした。米政府は、対中国の貿易不均衡を是正していく構えだ。

ドル・スイスフランは、約2ヶ月半ぶりの高値水準に

貿易戦争が懸念される状況ではあるものの、4日のダウ平均株価は、前場で急落した後、後場で前日比上昇に転じた。投資家は、米中の貿易戦争を冷静に受け止めているものとみられる。

株価の上昇とともにドルも買われる展開となり、4月4日、ドル・スイスフランは1ドル=0.9608フランの値を付けた。ドル・スイスフランは、約2ヶ月半ぶりの高値水準。

また、円に対してドルが買われ、4月5日午前の時点では、1ドル=106円台後半で取引された。

(画像はU.S.Newsより)

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