最終更新日 2018年4月6日
仮想通貨取引所は業務継続のために登録が必要
ニューヨークを本拠地として仮想通貨関係のニュースを配信するcoindeskは4月3日、仮想通貨の取引に係わるオーストラリアの新法を取り上げた。
オーストラリアの仮想通貨取引所は、マネーロンダリング(資金洗浄)とテロ資金調達に対抗するための新しい規則(AML/CTF)に従うことが義務づけられた。政府の規制当局は4月3日、新法の発効を告知するとともに、遵守事項をまとめた。
取引所は今後、業務継続のために登録が必要となる。AML/CTFの採用および維持、ユーザーの特定と検証、不審な行動および1万豪ドル以上の通貨建ての取引を当局に報告し、記録を7年間保持しなければならない。
無登録の仮想通貨取引所には刑罰や罰金を適用
新法の発効により、当局に登録をせずに取引のサービスを提供すると、刑罰や罰金の適用が可能になった。
登録申請が当局によって検討されている間、既存の取引所は引き続きサービスを提供することができるが、この移行措置の適用を受けるためには、5月14日までに登録する必要がある。
オーストラリアではAML/CTFが昨年12月に制定され、仮想通貨取引所の規制が可能になっただけでなく、10月には仮想通貨に対する二重税制を修正する法案も可決された。2018年7月1日以後、消費税のみの適用が開始する。
(画像はpixabay.comより)
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