最終更新日 2018年3月14日
財政赤字拡大は、減税政策が要因か
米財務省は3月12日、2月の米財政赤字が2152億ドル(約22兆8000億円)であると発表した。財政赤字は前年同月比で12.1%の増加となる。
2018会計年度(2017年10月~2018年9月)の財政赤字は、5ヶ月間の累計で3910億ドル(約41兆4500億円)となり、財政赤字は前年同期比で11.5%増加した。
先月の財政赤字が拡大した要因としては、昨年12月に成立した税制改革法があげられる。2月の源泉徴収税額は、昨年と比較すると約50億ドル(約5300億円)減少した。
トランプ政権が実施した減税政策により、2018会計年度の累計赤字額は8730億ドル(約92兆5000億円)に達する見通しだ。2017会計年度と比較すると、累計赤字額は約31%増加するとみられる。
為替相場には大きな動きがみられない状況
2月の米財政赤字が発表されたが、相場に大きな動きはみられない状況だ。
日本時間13日未明の時点では、ユーロ・ドルは、1ユーロ=1.2290~1.2340ドル前後で取引された。一方で、ポンド・ドルは1ポンド=1.3900ドルで取引され、ポンド買いがみられた。
また、ドル・円は1ドル=106円30銭前後での取引が行われた。
(画像はNYDailyNewsより)
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