最終更新日 2018年3月8日
経済成長は、農業部門と貿易が後押し
南アフリカの2017年第4四半期の経済成長率は、前期比で3.1%上昇した。ロイター通信が報じた。
経済成長率は、2016年第2四半期以来の高水準となる。市場予測は1.8%の上昇で、市場予測を大きく上回った形だ。
経済成長率の上昇は、農業部門と貿易が回復基調であることが要因とみられる。
昨年の第4四半期、農業部門は前期比で37.5%上昇した。なお、昨年の第3四半期は、農業部門は前期比で41.1%上昇しており、この数値と比較すると、第4四半期の農業部門の伸び率は低下した形だ。
しかしながら、第3・第4四半期ともに、非常に高い伸び率を記録した。
昨年、第1次産業が高い成長を遂げた背景としては、農作物の収穫量と漁獲量の増加があげられる。また、2016年には大幅な落ち込みを記録したが、その反動が生じたことも考えられる。
貿易は、第3四半期は前期比で0.1%低下したものの、第4四半期は前期比で4.8%上昇した。
市場予測よりも高い経済成長で、ランドが買われる
南アフリカにおける第4四半期の経済成長率が、市場予測よりも高かったこともあり、ドルに対して南アランドが買われる展開となった。
3月5日の時点では、1ドル=12ランド前後の値を付けていたが、その後はランドが買われ、6日には一時的に1ドル=11.7300ランド前後で取引された。
(画像はREUTERSより)
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