再び波乱が戻るとき、それぞれの新興市場はどうなる?

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最終更新日 2018年2月25日

22カ国の新興市場をさまざまなデータで比較

米国を本拠地とするBloombergは2月22日、再び波乱が予想される金融市場における、新興市場資産の比較を取り上げた。

新興市場の資産も2月に起こった世界的な株式市場の波乱から部分的に回復したが、米国10年債の利回りがほとんど3%まで上昇し、米連銀による金融引き締めが見込まれる中、再び波乱が迫っていると予想される。

経常収支が問題なく黒字で、潤沢な外貨準備があり、外資による投資があまり多くない市場では、通貨が安定的だという。これらの観点から22カ国を比較すると、アジアの市場が最も波乱に強いと思われる。

ブラジルは財政赤字がさらに悪化、GDPの80%に

経常収支のGDPに対する割合をムーディーズのデータで比較すると、台湾の黒字率がトップで、タイがそれに続く。

財政収支ではブラジルの赤字が2018年はGDPの8%、累積でGDPの80%に達する見込みで、22カ国の中で最も債務が大きい。債務が14%で最も少ないのはロシアだ。

IMFの調べによる外貨準備率ではペルーが約320%でトップ、ロシアとタイがこれに続く。南アフリカの外貨準備率が最も低く、80%を大きく割ると予想されている。

(画像はpixabay.comより)

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Bloomberg 記事原文
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