南アフリカ 政策金利を6.75%に据え置き

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最終更新日 2018年1月20日

一部では、政策金利引き下げの予測も

南アフリカの中央銀行である南アフリカ準備銀行(以下、南アフリカ中銀)は1月18日、政策金利を6.75%に据え置いた。

金融政策委員会においては、5人の委員が据え置きに、1人の委員が0.25%の引き下げに票を投じた。

市場においては、一部で政策金利が引き下げられるとの予測も見られたものの、政策金利の据え置きについては、大方の市場予測と一致した形だ。そのため、南アランドはドルに対して上昇した。

南アフリカ中銀のクガニャゴ総裁は、急激なインフレが発生するリスクは低いものの、インフレリスクそのものは依然として継続しているとの見解を示した。

2019年に向け、インフレ率は上昇傾向か

南アフリカ中銀は、今後のインフレ目標について、3%から6%の範囲内と定めている。また、今年の第1四半期のインフレ率については、4.4%以下に収まるとの見通しを立てている。

しかしながら、2019年になるとインフレ率が上昇し、2019年第4四半期には、インフレ率が5.5%に達すると予測している。

また、南アフリカ中銀は、同国の経済成長率について、今年は1.4%、2019年は1.6%との見通しを立てている。

これに対し同総裁は、経済成長率がプラスの見通しであるにもかかわらず、「南アフリカの経済は伸び悩み、厳しい状況が続く」との認識を示した。

(画像はBloombergより)

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REUTERS
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Bloomberg
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