最終更新日 2021年9月5日
目次
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海外FX業者のCFD取引とは?海外FX業者のCFDについて徹底解説!
海外FXは、100倍を超えるハイレバレッジやゼロカットシステムなど国内FX業者にはない様々な特徴があることから多くのトレーダーが海外FX業者で取引をしています。
また、最近は海外FXだけでなくCFDを提供している海外FX業者も多いため、海外FX業者でCFD取引をする人も増えているようです。
しかし、海外FX業者のCFD取引に興味がある方は多くなりましたが、海外FX業者のCFD取引のメリット・デメリットについて知らない方も多いのが現状です。
そこで、今回は、海外FX業者のCFD取引(日経、仮想通貨、貴金属、株式、米国株式、エネルギー)について国内FX業者との違いを、海外FX業者のCFD取引のメリット(ゼロカット・レバレッジ)・デメリットについて語りながらを比較を行います。
CFD取引とは?
まずは、CFD取引について説明します。
CFD とは、「Contract For Difference」の略で日本語にすると差金取引のことです。
差金取引とは、投資した結果の利益や損失といった差額だけのやり取りをする取引になります。
FX(外国為替証拠金取引)を思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。
FXは、手元資金の何倍もの取引ができます。
FXでレバレッジを効かせて取引する場合、取引金額の全額を用意する必要はありません。
一方、多くの投資家になじみのある株式投資(現物投資)の場合は、当然ながら、取引する金額の全額を用意する必要があります。
例えば、株価100万円の株を1株購入するには、100万円資金が必要です。
100万円の株を購入して110万円になった時に決済をすれば110万円が入金になります。
こちらはみなさんイメージされている通りの取引でしょう。
ではこの取引をCFDで行った場合、どのようになるのでしょうか?
CFDの場合、現物の株式のやり取りをするのではなく、売買の差額のみCFDを提供している証券会社と行います。
つまり、購入金額の100万円と売却金額110万円の差額の10万円のみを投資家とCFDを提供している証券会社で行うのです。
現物の株を買うわけではないため、一定のお金を担保として証券会社に預ければ、大きな金額の取引できるのがCFDの仕組みになります。
要は、CFDを使えば少ない資金で大きな取引をすることが可能になるのです。
それでは、海外FX業者のCFD取引の特徴について見てきましょう。
海外FX業者のCFD取引の特徴とは?
海外FX業者のCFD取引の特徴について国内FX業者のCFDと比較しながら説明します。
海外FX業者のCFD取引のメリットは3つ!
海外FX業者のCFDのメリットは主に3つです。
- 国内FX業者に比べて高いレバレッジが使える
- ほとんどの海外FX業者はゼロカットシステムを採用している
- ハイレバレッジとゼロカットシステムの相性は非常に良い!
海外FX業者のCFD取引のメリットについて国内FX業者と比較してわかりやすく説明します。
国内FX業者に比べて高いレバレッジが使える
国内FX業者のCFD取引の場合、利用できる最大レバレッジは20倍程度のことが多いですが、海外FX業者の多くは20倍以上のハイレバレッジを利用することができます。
商品によっては数百倍のレバレッジも使うことが可能です。
高いレバレッジを使うことができれば、より少ない資金で大きな取引ができますので、資金効率の高い取引ができます。
また、少ない資金でも大きな利益を出すことができるので、投資資金が少ない方でも大きな利益を狙うことができます。
国内FX業者のCFD取引に比べ、高いレバレッジを利用できるのは、海外FX業者のCFD取引の大きなメリットなのです。
ほとんどの海外FX業者はゼロカットシステムを採用している
ほとんどの海外FX業者では、強制決済システムにゼロカットシステムを採用しています。
ゼロカットシステムとは、証拠金以上のマイナスが出ないシステムです。
要は、業者に預けたお金以上のマイナスが出ないので借金する恐れがないシステムになります。
一方、国内FX業者のCFD取引の場合、このゼロカットシステムが禁止されているため、相場環境によっては追加証拠金(追証)が発生します。
追証は、いわば業者に対する借金なので、返済する必要があるのです。
相場が急変した時は特に大きな追証が発生してしまう可能性が高くなります。
莫大な追証を背負うことになってしまい、人生そのものが狂ってしまう可能性もあるのです。
借金を抱える可能性がないゼロカットシステムを採用していることは海外FX業者のCFD取引の大きなメリットになります。
ハイレバレッジとゼロカットシステムの相性は非常に良い!
CFD取引で利用できる商品の中にはボラティリティが高いものが多くあります。
ボラティリティとは、証券などの価格の変動性のことでボラティリティが大きいとは価格の変動性が大きいこと指します。
ボラティリティが高い商品に投資をすると短期間で大きな利益を狙うことが可能です。
FXトレーダーの方の場合だと、値動きの大きいイギリスポンドやトルコリラや南アフリカランドなどの新興国通貨をイメージするとわかりやすいかもしれません。
CFDには個別株や原油、貴金属などボラティリティが高い商品がたくさんあるのでCFDでも短期で大きな利益が狙えます。
しかし、国内FX業者のCFD取引の場合、レバレッジに制限があるので、いくらボラティリティが高い商品でも大きな投資資金がなければ大きな利益を狙うことができません。
一方、海外FX業者のCFD取引は最高数百倍の高いレバレッジの利用が可能なのでハイレバレッジを利用することで手元資金が少なくても大きな利益を狙うことが可能です。
また国内FX業者のCFD取引の場合は、ゼロカットシステムが採用されていないのでハイレバレッジを使って取引した場合、相場急変などが起こると多額の追証を負ってします可能性があります。
しかし、海外FX業者のCFD取引の場合、ほとんどの業者で追証が発生しないゼロカットシステムが採用されているので安心です。
追証が発生することがないのでハイレバレッジを使って思い切ったトレードをすることができます。
このようにハイレバレッジとゼロカットシステムは非常に相性が良いため海外CFDを利用するメリットは非常に大きいのです。
海外FX業者のCFD取引のデメリットは2つ!
様々なメリットがある海外FX業者のCFD取引ですが、当然ですがデメリットもあります。海外FX業者のCFD取引の主なデメリットは2つです。
- 税金が国内FX業者のCFD取引よりも高くなる可能性がある
- 信託保全が義務付けられていない
海外FX業者のCFD取引のデメリットについても国内FX業者のCFD取引と比較してわかりやすく説明します。
税金が国内FX業者のCFD取引よりも高くなる可能性がある
国内FX業者を使ってCFD取引をした場合、利益に対する税金は一律20.315%です。
利益額に関わらず、同じ税率になるので、大きな利益を出した場合も安心です。
一方、海外FX業者のCFD取引の場合、利益に対して累進課税制度が採用されています。
つまり、利益が大きくなればなるほど、高い税率が適用されてしまうのです。
参考までに税率についてまとめておきました。
課税される所得金額 | 海外FX業者口座の所得税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | ¥0 |
195万円以上330万円以下 | 10% | ¥97,500 |
330万円以上695万円以下 | 20% | ¥427,500 |
695万円以上900万円以下 | 23% | ¥636,000 |
900万円以上1800万円以下 | 33% | ¥1,536,000 |
1800万円以上4000万円以下 | 40% | ¥2,796,000 |
4000万円以上 | 45% | ¥4,796,000 |
CFD取引にかかる税金は所得税だけでなく住民税もかかります。住民税は一律10%なので、海外FX業者のCFD取引の最大税率は55%(所得税率45%+住民税率10%)にもなるのです。
利益を出せば出すほど高い税率がかかってしまうことは海外FX業者のCFD取引の大きなデメリットになります。
信託保全が義務付けられていない
海外FX業者は、信託保全が義務付けられていません。信託保全とは、FX業者が倒産しても顧客の資産は守られる仕組みです。
この信託保全が海外FX業者の場合、義務付けられていないので、信託保全を採用していない海外FX業者はたくさんあります。
一方、国内FX業者の場合、信託保全が義務付けられているので、安心して取引することが可能です。
信託保全が採用されていないことは、海外FX業者のCFD取引の大きなデメリットになります。
おすすめの海外FX業者を7社紹介!
海外FX業者のCFD取引のメリット、デメリットについてご理解いただけたところで、おすすめの海外FX業者について紹介します。
おすすめの海外FX業者は7社です。
XM
XMは日本で最も人気のある海外FX業者です。XMはCFD取引も非常に充実しており万人におすすめできる海外FX業者になります。
XMのCFD取引についてまとめました。
最大レバレッジ(日経225先物) | 200倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | なし(分別管理) |
コモディティ | 8 |
株価指数(現物) | 18 |
株価指数(先物) | 12 |
エネルギー | 5 |
貴金属 | 4 |
合計取扱商品数 | 47 |
スプレッド(日経225先物) | 24 |
スプレッドは若干広いですが株式指数の現物取引をはじめ多くの商品で取引できるのはXMの大きなメリットです。
また、最大レバレッジも200倍と国内FX業者のCFD取引と比べ格段に高いのもXMの大きなメリットになります。
TitanFX
TitanFXはスプレッドが狭く、取扱商品数も非常に多い海外FX業者です。米国株式や仮想通貨でもCFD取引をできます。
TitanFXのCFD取引の特徴をまとめてみました。
最大レバレッジ(日経225先物 | 500倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | なし(分別管理) |
株価指数(先物) | 21 |
米国株式 | 65 |
エネルギー | 4 |
貴金属 | 11 |
仮想通貨CFD | 18 |
合計取扱商品数 | 119 |
スプレッド(日経225先物) | 8 |
最大レバレッジも高く非常に使い勝手の良い海外FX業者のCFD取引になります。
AXIORY
AXIORYは、レバレッジこそ他の海外FX業者に比べると低いですが、取扱商品数が豊富ですし、なんといっても信託保全を採用しているので安心して取引できます。
AXIORYのCFD取引についてまとめました。
最大レバレッジ(日経225先物) | 100倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | あり |
株価指数(先物) | 10 |
米国株式 | 78 |
エネルギー | 5 |
貴金属 | 4 |
合計取扱商品数 | 97 |
スプレッド(日経225先物) | 8 |
もちろん、ゼロカットシステムも採用しているので追証の心配なく取引できるのもメリットです。
EXNESS
EXNESSのCFD取引は、商品数が多く、多くの米国株式に投資することが可能です。また日経225先物の最大レバレッジは100倍ですが、貴金属の中にはなんと2000倍ものレバレッジを使えるものもあります。
EXNESSのCFD取引の特徴は以下の通りです。
最大レバレッジ(日経225先物) | 100倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | なし(分別管理) |
株価指数(先物) | 10 |
米国株式 | 73 |
エネルギー | 2 |
貴金属 | 10 |
仮想通貨 | 13 |
合計取扱商品数 | 108 |
スプレッド(日経225先物) | 7.1(プロ口座) |
TradeView
TradeViewは35000ドルまでですが、信託保全が採用されています。1ドル110円で計算すると約385万円の資金はTradeViewが破綻しても保証されます。
取扱商品数や最大レバレッジは他の業者対比見劣りしますが、安心して取引できる海外FX業者のCFD取引です。
TradeViewのCFD取引についてまとめました。
最大レバレッジ(日経225先物) | 10倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | あり |
株価指数(先物) | 9 |
エネルギー | 3 |
貴金属 | 3 |
仮想通貨 | 5 |
合計取扱商品数 | 20 |
スプレッド(日経225先物) | 10 |
Hotforex
Hotforexは、完全信託保全ではありませんが、500万ユーロ(約7億円)まで保証されますのでほとんどの方は安心して取引ができるはずです。
最大レバレッジは他の海外FX業者と比べると低いですが取扱商品数は非常に豊富です。また珍しく債券でも取引ができるので興味がある方には非常に使い勝手の良い海外FX業者のCFD取引になります。
Hotforexの特徴は以下の通りです。
最大レバレッジ(日経225先物) | 50倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | あり |
コモディティ | 7 |
株式指数(現物) | 11 |
株価指数(先物) | 12 |
米国株式 | 56 |
エネルギー・金属 | 9 |
仮想通貨 | 12 |
債券 | 3 |
合計取扱商品数 | 110 |
スプレッド(日経225先物) | 11.3 |
BigBoss
BigBossのCFD取引は、最大レバレッジ50倍と他の海外FX業者のCFD取引に比べると低いですが、国内FX業者のCFDは20倍以下ということを考えると十分高い水準といえます。
BigBossのCFD取引の特徴は以下の通りです。
最大レバレッジ(日経225先物) | 50倍 |
---|---|
ゼロカットシステム | あり |
信託保全 | なし(分別管理) |
株価指数(先物) | 7 |
貴金属 | 2 |
仮想通貨 | 8 |
エネルギー | 2 |
合計取扱商品数 | 19 |
スプレッド(日経225先物) | 14 |
まとめ
今回は海外FX業者のCFD取引について説明しました。国内FX業者もCFD取引の提供はありますが、日経225やNYダウなどの人気のある株価指数の場合、利用できるレバレッジは高くても20倍程度です。
一方、海外FX業者の場合、50倍以上のレバレッジを使える業者が多いため、資金効率の高い取引ができます。
また、海外FX業者はゼロカットシステムを採用していることから追証の心配なく取引できるのも大きなメリットです。
スプレッドは若干広い業者が多いですが、CFD取引を検討する際、海外FX業者は選択肢に入れるべきだといえます。
是非、今回の記事を参考にしていただき、海外FX業者のCFD取引に興味を持っていただき、実際に取引をしていただければ幸いです。