最終更新日 2018年7月5日
失敗の元となる人間的な要素を除去
IT関係のニュースを配信するEverything USBは7月3日、最近ロボットがFX市場でも活用されていることを取り上げた。
2018年のテクノロジーにおいては、AIやロボットが話題の中心だ。顧客相手のサービスで負担を緩和してくれるプログラム(チャットボット)や、孤立したコミュニティで人々の孤独感を軽減してくれる実際のロボットなど、様々な分野で活躍している。その中に、外国為替取引への進出がある。
外国為替取引のロボットはロボットそのものではなく、自動化されたコンピュータプログラムだ。メタトレーダー(MT4やMT5)などを購入し、MQLスクリプト言語を利用して作られる。これらのプログラムは外為取引で失敗の原因となる人間的な要素を取り除いてくれ、高頻度の取引を可能にする。
成功の秘訣は感情の制御と規律正しさ
トップトレーダーによると、感情を制御し規律に従って取引を行うことが、大概の取引戦略の約60%を占めるという。すなわち恐れ、欲望、規律の欠如などが取引を誤った方向に導いていくこととの闘いだ。
為替取引のロボットはそれらの負の感情に影響されることがない。勝ちが続いた勢いで無謀な取引をすることもなく、負けを恐れて取引を避けることもない。市場のシグナルに対して忠実かつ迅速に反応し、大きな勝ちや負けを避け、着実に利益を確定していく。
このロボットの利用によって、為替トレードが一般的になる頃には、また新たなテクノロジーの発展が生まれるかもしれない。
(画像はpixabay.comより)
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Everything USB 記事原文
https://www.everythingusb.com/forex.html