米住宅着工件数 3月は131.9万戸 集合住宅の着工増が後押し

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最終更新日 2018年4月21日

前月より1.9%増加するも、一戸建て着工件数は減少

米商務省は4月17日、3月の米住宅着工件数を131万9000戸(季節調整済み)と発表した。市場予測は126万2000戸で、予測を5万7000戸上回った。

2月の住宅着工件数は、当初123万6000戸と発表されたが、その後上方修正され、確定値は129万5000戸となった。3月の住宅着工件数は、2月の確定値と比較すると1.9%増加した。

また、3月の住宅着工許可件数は135万4000戸で、前月より2.5%上昇した。

3月の住宅着工件数は、前月比で上昇しているものの、住宅市場において大きな割合を占める一戸建て住宅の着工件数は86万7000戸で、前月より3.7%減少した。一方で、アパートなど集合住宅の着工件数は前月より14.4%増加した。

しかしながら、集合住宅の着工件数は月によってばらつきやすい側面がある。そのうえ、住宅市場においては労働力不足、資材価格上昇などの要因もあり、今後も住宅着工件数が増加するかどうかは微妙な情勢だ。

住宅着工件数の増加は、為替相場に影響を与えず

3月の米住宅着工件数は増加したものの、為替市場の変動要因とはならなかった模様だ。

4月17日の時点で、米ドル指数は89.5前後を推移したほか、ドル・円は1ドル=107円00銭前後で取引され、ほぼ横ばいの状況となった。

(画像はBloombergより)

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