最終更新日 2025年6月26日
2025年6月25日 昨日の世界経済：米国株・日本株の動き
中東停戦への期待と原油安がリスク選好を促し、米主要株価指数は横ばいから小幅上げ。ナスダックは半導体主導で上昇、ダウはやや下落。日本の日経平均も0.7％高、アジア全体が堅調だった
市場心理と内外環境の連動
地政学的な停戦観測が投資家心理の改善を促し、エネルギー価格も落ち着きが見られたことでリスク資産への回帰が加速しました。米国ではナスダック中心にテクノロジー株が上昇し、特に半導体関連銘柄の強さが目立ちました。一方で住宅販売の減速や利下げ観測の後退という足元の指標が重しとなり、米株全体としては穏やかな動きにとどまりました。日本では円安進行も支えとなり、輸出関連銘柄を中心に日経平均は底堅く推移しました。
米国株と日本株の動き
米国株は、S&P 500がほぼ変動なしの6092ポイントで推移し、史上最高値圏をキープ。ダウ平均は約0.2％下落し約42982、ナスダックは0.3％上昇し約19973に到達した。不安定なかじ取りを続ける中、ナスダックの牽引役は半導体関連で、Nvidiaは4％超の強い上昇を見せました。日本株は日経平均が0.71％高の約39067円となり、アジア他国と共にリスクオンの流れに乗りました。
今後の展望：成長と政策の狭間
中期視点では、停戦の持続が鍵となり、これが維持されればリスク資産はさらに支えられそうです。ただし、米住宅市場の鈍化が続くようなら、米金融政策への織り込みシナリオが変動し、株式市場は波乱含みです。また、日本では円安が輸出業を底支えする一方で、輸入物価上昇のリスクも意識されるでしょう。ナスダック中心のリスクオン継続、日経平均は輸出関連で30500～42000円レンジの可能性。今後は米住宅指標、Fed関連発言、円動向が市場の注目ポイントです。
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