英議会によるEU離脱法成立を受け、ドルに対しポンドが上昇

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最終更新日 2018年6月24日

「円滑で秩序あるEU離脱の重要な一歩」メイ首相

英BBCは6月21日、英議会で20日、EU離脱に関して、議会が政府に対して離脱の先送りを指示できる内容を盛り込んだ修正案の採決が行われた件について報じた。

採決の結果、反対319、賛成303で修正案は否決され、それに伴いEU離脱に関する法律が成立した。これにより、来年3月29日にも英はEUを離脱する公算が高まった。

メイ首相は同法案の成立について、「円滑で、しかも秩序あるEU離脱を進めるための重要な一歩である」と歓迎の意を示した。また、同首相は今回の採決について、英国民の意思が反映された結果であるとの考えを示した。

また、今後数週間のうちに、関税を含めたEU離脱に関する各種法案の審議が行われる予定だ。

CBI発表の製造業受注指数上昇も、ポンド買い要因に

EU離脱法案の成立を受けてポンドが買われる展開となり、ポンド・ドルは、グリニッジ標準時(GMT)20日午後4時の時点では、1ポンド=1.3210ドル前後で取引された。

また、同日に英産業連盟(CBI)が発表した製造業受注指数は「13」となり、5月の「-3」と比較すると大幅な伸びを示したが、この件もポンド買いにつながった模様だ。

なお、21日には英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。金利は据え置きとなる公算が大きいが、MPCの決定内容によっては、ポンドが変動する可能性もあり得る。

(画像はBBC NEWSより)

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BBC NEWS
https://www.bbc.com/news/uk-politics-44556764

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