最終更新日 2022年4月16日
各取引所が採用している仮想通貨CFD。取引している業者の中には、スワップポイントがしっかりしている業者もあります。こうしたスワップの情報を理解しておけば、長期的に仮想通貨を保有して取引できる状況を作り出せる場合があります。
この記事では、仮想通貨CFD取引のスワップについて説明します。取引する際のおすすめ業者を紹介する他、全ての業者が採用しているスワップの数字を比較します。
目次
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仮想通貨CFD取引スワップのおすすめ業者TOP3
まずは仮想通貨CFD取引でスワップポイントが多いおすすめ業者を3つ紹介します。
第1位 BigBoss
過去にはプラスのスワップを提供していたことがあるほど、仮想通貨CFDの中でスワップ面の強みを持っていた業者です。現時点ではマイナスで推移しているものの、将来的な改善への期待ができるなど注目の業者です。
第2位 TradeView
スワップポイントの部分では比較的安定した数字を誇っています。スワップのマイナスが抑えられているなど、取引しやすい数字であるのは間違いありません。やや口座に癖があるため、この癖をどこまで抑えられるかが重要なポイントです。
第3位 FXGT
多数の仮想通貨を取り扱っているメリットを持っている他、スワップ面でも悪い数字ではない業者です。将来的に仮想通貨CFDをより扱いやすいものに変えてくれる期待値が高い業者でもあり、今後への期待込みでおすすめできる業者です。
仮想通貨CFD取引スワップを比較
仮想通貨CFD取引に対応している海外FX業者とそのスワップポイントを比較していきます。海外FXでは採用している業者とそうではない業者がありますので、まずは採用している業者をしっかり確認しておきましょう。
現時点で仮想通貨CFDを採用しているのは以下の業者です。
- TitanFX
- TradeView
- BigBoss
- Exness
- HotForex
- FXPro
- iFCMarkets
- MyfxMarkets
- TradersTrust
- FBS
- FXGT
- MiltonMarkets
- ThreeTrader
これだけの業者が対応しています。多数の業者が仮想通貨CFDに対応していることが判明しており、レート変動の激しい取引に期待が持てるようになります。また、複数の仮想通貨を扱っている業者もあるなど、取引できる幅が広がっている業者もあります。
これらの業者が保有している仮想通貨CFDには、必ずスワップポイントが用意されています。スワップポイントは一定の時間に到達した時点でスワップポイントを支給し、その金額を加算、または支払って翌日までポジションを保有するという方法です。
スワップポイントが良ければ金額が加算されるようになり、長く取引しているだけで利益を増やすことが可能です。一方でマイナス状態が続いているようなら保有しているだけで損失を出してしまいます。損失を出さないためにもマイナスのスワップは避けなければなりません。
仮想通貨CFDを比較する際は、一番定番となるビットコインのスワップポイントを比較していくのが一番いい方法です。その他の仮想通貨は扱われていないケースがあるためで、ビットコインを比較していくのが何よりも便利な方法と言えるでしょう。
実際のスワップポイントは以下の通りです。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
TitanFX | -3820 | -2292 |
TradeView | -1384 | -1295 |
BigBoss | -1246 | -1246 |
Exness | -2358 | -1846 |
HotForex | -6000 | -6000 |
FXPro | -3359 | -2698 |
iFCMarkets | -2147 | -2689 |
MyfxMarkets | -3248 | -2298 |
TradersTrust | -4058 | -2936 |
FBS | -5098 | -4853 |
FXGT | -1602 | -1296 |
MiltonMarkets | -2896 | -2487 |
ThreeTrader | -2288 | -1525 |
※XMTradingは大半のCFD取引にスワップポイントが発生しないため0円扱いとなる
※スワップはビットコイン/米ドルの数字を支払金額に換算したもの
どのスワップポイントを見ても豪快にマイナスが生じていることが判明しています。これはビットコインの性質でもありますが、他の仮想通貨を比較しても多くがマイナス状態となっており、金利差が生まれづらい傾向であるのは間違いないでしょう。
マイナススワップが大きな状態になっていると、仮想通貨を保有するメリットが失われてしまいます。できる限りマイナスのスワップが狭いものを選んで取引したほうがいいでしょう。業者ごとの比較をしっかり行い、最適な業者を利用していくように心がけてください。
仮想通貨CFDを利用してプラスのスワップを得られる業者はあるのか?
現時点で仮想通貨CFDを利用し、プラスのスワップを得られる業者は存在しないと言ってもいいでしょう。最大の理由は仮想通貨と現物の通貨の金利差がマイナス方向にしか発生していないためで、プラスとなるものが存在していないのです。
スワップポイントは金利差を通じて得られる利益となりますが、仮想通貨の場合は金利というものがそもそも存在していない状態です。普通の通貨との取引を行っていく際は、0と金利差を持つ通貨との差し引きとなるため、マイナス状態になってしまいます。
買いでも売りでもマイナスになってしまうのは仕方ないところですが、仮想通貨CFDを行う際にはスワップポイントがマイナスであることを理解した上での取引を検討していく必要があるでしょう。プラスになるものと判断しないことが何よりも重要になります。
スワップポイントが取引に影響を及ぼす要素
スワップポイントが取引に影響している要素としては、以下のポイントが関係しています。
- スワップポイントを毎日受け取って金額が増減する
- 長期取引しやすい状況か判断できる
- 高金利の通貨ペアとの間で利益を出しやすくなる
- リスクを負ってでも高いスワップを狙いやすくなる
スワップというのあ、毎日受け取ることが原則のルールとなります。土日を挟んだ場合はまとめて受け取るタイミングがあるものの、それ以外は毎日受け取っていく必要があります。取引しやすい業者がどこなのか判断するためには、スワップの数字が大きく影響しているものと判断しておきましょう。
ここからは、スワップポイントが取引に影響を及ぼしている要素について詳しく説明します。
スワップポイントを毎日受け取って金額が増減する
スワップポイントは毎日支払われるため、その支払によって金額が増減します。プラスのスワップを得られているようなら毎日利益を獲得できるものの、マイナスのスワップを得ている状態では損失を出し続けることになります。
今回紹介している仮想通貨CFDのスワップポイントは全てマイナスとして扱われていますので、スワップポイントによるプラスは得られません。長期保有していくようであればマイナスの分の支払いをしていかなければなりません。
利益を得られている場合もあれば、損失を出し続ける場合もあるのがスワップポイントです。スワップポイントが多ければ多いほど利益と損失の幅も広がっていくことになります。少しでも利益を得たいと考えているなら、プラスのスワップポイントを狙うようにしましょう。
長期取引しやすい状況か判断できる
長期取引しやすいか判断できるのもスワップポイントのメリットとなります。仮想通貨CFDの場合はマイナスとなりますので、長期保有していくのはかなり難しくなっていくでしょう。しかし、プラスのスワップポイントを得られているようなら、安定した利益を得られるため長期保有しやすくなります。
スワップポイントがプラスになっていれば、取引時にマイナスが生じていた場合でも、スワップを生かして返してもらうことが可能です。これまでの損失は毎日のスワップで取り戻せば、将来的にはプラスとなっているケースが多くなっています。
仮想通貨CFDは全体的に短期取引に向いている商品と言えますが、長期保有しやすい状況を作り出しているなら仮想通貨でも長期的に運用できる可能性があると言えます。今後スワップポイントが改善するようなら、仮想通貨も長期保有できる可能性を高めてくれるでしょう。
高金利の通貨ペアとの間で利益を出しやすくなる
これは通貨ペアに限った話ではありますが、高金利の通貨ペアとの間で差額を受け取り、利益を出しやすくなります。通貨ペアの場合、トルコリラや南アフリカランドは金利差が生じやすいこともあり、プラスのスワップポイントが獲得しやすくなります。
金利が高くなっていることによるスワップポイントの獲得は、長期保有しやすいメリットに加えて、毎日の利益によってマイナスを生みづらいメリットもあります。トルコリラや南アフリカランドを利用しているペアであれば、利益を得られやすいのは間違いありません。
仮想通貨では南アフリカランドやトルコリラのように、金利が高いとされている通貨ペアが用意されていません。この影響でスワップがマイナスの状態になっているのもあります。今後プラスとなるペアを作り出せば、仮想通貨も長期的に保有しやすい可能性が高まります。
リスクを負ってでも高いスワップを狙いやすくなる
スワップポイントがプラスになっていると、リスクを負ってでも高いスワップを狙いやすくなります。普通のスワップポイントではリスクを回避してスワップの問題を解決していくことが多くなっていますが、スワップが高くなっているとリスクを背負ってでも長期保有しやすくなります。
プラスのスワップというのは、それだけ長期保有によるメリットが得られること、そしてマイナスが続いている状態でも保有したいと感じるものです。場合によっては通貨ペアの反発などが発生し、通常の取引でも利益を獲得できる可能性があります。
仮想通貨CFDではこうした状況が発生していかないため、リスク回避のために短期取引が主体として使われています。ただ、プラスのスワップが増えていくようになれば、仮想通貨CFDでも長期保有によるプラスを狙い、あえてリスクを背負ってでも取引していくユーザーが増えるでしょう。
今後仮想通貨CFDのスワップはプラスに転換するのか?
ここで気になるところが、各社が現時点でマイナスとしている仮想通貨CFDのスワップをプラスに転換していくのかという話です。
現時点では低金利政策を実施していることもあり、金利面での差は大きくなっている仮想通貨もあります。その影響でマイナスが増加していることに加えて、業者側がスワップを提供したいと考えていないという理由もあり、なかなかスワップはプラスに転換していない現状があります。
今後スワップポイントがプラスに変わっていく場合、以下の要因が必要となっていくでしょう。
- 高金利との取引を追加していく
- スワップポイントを増やすための動きを加速していく
- 仮想通貨に金利などの数字が作られる
こうした要因が関与していかないことには、なかなかスワップポイントがプラスに変化していくのは難しいでしょう。特に現時点で用意されている仮想通貨取引は米ドルや日本円とのペアが主体となっており、通貨ペアのように高金利とされている通貨とのペアが用意されていないのです。
まずは通貨ペアを増やしていくことが重要視されます。通貨ペアが多くなっていけば行くほど、スワップポイントの変化が起きる可能性は高くなっていきます。また、業界全体で仮想通貨をより利用しやすい状況にするため、スワップの変化を加えるなどの対応が必要となってきます。
更に仮想通貨にも金利という概念が作られなければ変わらない点もあるでしょう。現時点で仮想通貨には金利が存在しない状態で、業者側が勝手にスワップを作っている状態です。これを改善できればスワップポイントが増加に転じてくれる場合もあります。
プラスのスワップポイントを得るためには、業者側が変えていかなければならない点も多くありますが、それ以外にも変わったペアを作ってくるような業者がどれだけ増えるのか、ここも注目されていくポイントでしょう。
仮想通貨CFDの拡大も重要に
仮想通貨CFDが拡大していかないことには、色々な変化は得られないでしょう。これまでのマイナススワップが続いている状況は、より取引しやすい業者の登場により変化していくのは間違いありません。
現時点で取引を中止しているXMは、過去に仮想通貨を取引できる状況を作り出していました。しかし、何らかの理由により取引できない状況になってしまい、現時点でも仮想通貨への対応が行われていません。
XMが再度利用可能になっていくなどの対応が期待できれば、仮想通貨CFD全体の活性化に繋がる可能性もあります。また、より取引しやすいスワップで対応できる可能性も十分にあるため、様々な銘柄での取引も期待できるようになります。
今後は仮想通貨CFDがどのように変化していくか、それを踏まえた上でスワップポイントを比較していく必要があります。スワップを比較しながら、最適な取引ができる業者を見つけていくことが重要です。
仮想通貨CFDスワップまとめ
ここまで仮想通貨CFDのスワップについて説明しました。
現時点で仮想通貨CFDのスワップはマイナス傾向が続いており、プラスに変化していく様子はありません。また、マイナスの幅が拡大しているものも増えているため、業者選びをしっかりしていかないとマイナスの幅に苦労することとなります。
業者選びの際はスワップのマイナスをどれだけ抑えられるかしっかり確認しておくこと、そして将来的にスワップ面での改善が期待できる業者なのか知った上で取引していくなどの対応が必要になります。