最終更新日 2024年7月16日
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率（Maintenance Margin Rate）は、取引を維持するために必要な証拠金に対する口座残高の割合を示します。以下の公式で計算されます。
証拠金維持率 = （純資産 ÷ 必要証拠金） × 100
証拠金維持率の各項目の解説
証拠金維持率の計算式に使用される各項目は以下になります。
- 純資産：口座の残高に含まれる未決済ポジションの評価損益を含む全資産。
- 必要証拠金：ポジションを維持するために必要な証拠金の金額。
ロスカット率ごとの証拠金維持率の計算例
以下に、ロスカット率が0%、10%、20%、30%、50%、100%のそれぞれの場合の証拠金維持率の計算例を示します。ここでは、純資産が100,000円の場合を例にとります。
- ロスカット率0%：
- 純資産：100,000円
- 必要証拠金：10,000円
- 証拠金維持率 = (100,000円 ÷ 10,000円) × 100 = 1000%
- ロスカット率10%：
- 純資産：90,000円
- 必要証拠金：10,000円
- 証拠金維持率 = (90,000円 ÷ 10,000円) × 100 = 900%
- ロスカット率20%：
- 純資産：80,000円
- 必要証拠金：10,000円
- 証拠金維持率 = (80,000円 ÷ 10,000円) × 100 = 800%
- ロスカット率30%：
- 純資産：70,000円
- 必要証拠金：10,000円
- 証拠金維持率 = (70,000円 ÷ 10,000円) × 100 = 700%
- ロスカット率50%：
- 純資産：50,000円
- 必要証拠金：10,000円
- 証拠金維持率 = (50,000円 ÷ 10,000円) × 100 = 500%
- ロスカット率100%：
- 純資産：0円
- 必要証拠金：10,000円
- 証拠金維持率 = (0円 ÷ 10,000円) × 100 = 0%
まとめ
証拠金維持率は、口座の健全性を保つための重要な指標です。証拠金維持率が低下すると、ロスカットが発動し、ポジションが強制的に決済される可能性があります。適切な証拠金管理を行い、証拠金維持率を常に確認することが重要です。
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