最終更新日 2025年6月4日
2025年6月4日：米国株はテック主導で上昇、日本株は小幅下落
6月3日の米国株式市場は、テクノロジー株の上昇により主要指数が続伸しました。一方、日本株はわずかに下落しました。市場は米国の経済指標や関税政策の動向に注目しています。
テクノロジー株の上昇が米国市場を牽引
6月3日の米国株式市場では、テクノロジー株が上昇を牽引し、主要指数が続伸しました。S&P 500指数は0.6%上昇し5,970.37ポイント、ダウ平均株価は0.5%上昇し42,519.64ポイント、ナスダック総合指数は0.8%上昇し19,398.96ポイントで取引を終えました。特に、半導体関連株が強く、NvidiaやBroadcomなどが上昇しました。また、4月の求人件数が予想を上回ったことも、投資家心理を支えました。
日本株は小幅下落、為替の影響も限定的
同日の日本株市場では、日経平均株価が0.1%下落し37,446.81ポイントで取引を終えました。米国株の上昇にもかかわらず、国内の経済指標や企業業績への懸念が重しとなりました。為替市場では、ドル円相場が144円台で推移し、円安傾向が続いていますが、株式市場への影響は限定的でした。
今後の展望：経済指標と関税政策に注目
今後の市場動向は、米国の経済指標や関税政策の動向に大きく左右されると予想されます。特に、6月7日に発表予定の5月の雇用統計や、6月12日の消費者物価指数（CPI）の結果が注目されます。これらの指標が予想を下回る場合、株式市場に下押し圧力がかかる可能性があります。一方、指標が予想を上回れば、株式市場はさらなる上昇を目指す展開も考えられます。また、米国の関税政策に対する国際的な反発や、貿易摩擦の激化もリスク要因として警戒が必要です。
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